









皆様こんにちは。オートバックステクニカルセンター大阪(ABTC)です。
今回は、事業者様よりご依頼いただいた スズキ ソリオ(MAD7S) のフロントバンパー交換に伴うエーミング作業の事例をご紹介いたします。
【作業概要】
- 車種: スズキ ソリオ
- 型式: MAD7S
- 作業種別: 特定整備/前方レーダ軸調整・フロント超音波センサ角度測定および初期化
- 入庫経緯: フロントバンパー交換に伴うエーミング依頼
最新システム「DSBS II」にも純正診断機で即日対応!
今回ご入庫いただいたソリオには、スズキの最新安全予防技術である「デュアルセンサーブレーキサポートII(DSBS II)」が搭載されています。
この最新システムは、令和8年9月時点において汎用スキャンツール(診断機)のほとんどが未対応となっており、一般的な工場様では診断機が接続できず作業が止まってしまうケースが増加しています。
オートバックステクニカルセンター大阪では、スズキ純正診断機(SDT-II)を常備しているため、最新型の車両であっても「発売されたばかりのモデルを即日校正する」ことが可能です。「汎用機でエラーが出て作業が進まない」というお困りごとも即座に解決いたします。
作業の手順と妥協のないこだわり
ミリ波レーダや超音波センサの校正作業では、周囲環境と精度の「見える化」に徹底的にこだわっています。
1. 電波環境へのこだわり(電波吸収ボードの設置)
ミリ波レーダのエーミングでは、壁面や周囲の金属物から跳ね返る電波の乱反射が測定精度の大きな障害となります。
当テクニカルセンターでは、ピット壁面に専用の電波吸収ボードおよび電波吸収シートを設置。外部からの不要な電波や干渉をシャットアウトし、ミリ波レーダがターゲットのみを極めて正確に補正できる最適な電波環境を完備しています。
2. デジタル角度計による超音波センサの取付角度測定
フロントバンパーに設置された各超音波センサの取り付け角度(仰角)を、専用デジタル水準器(Bevel Box)を用いてコンマ数位まで精密測定(計測例:5.9°など)。バンパーの組み付け状態やわずかな角度差を確認します。
3. 前方レーダ軸調整(ズレ量の「事前確認」と校正)
三角ターゲット(コーンリフレクター)を車両前方にセットし、スズキ純正診断機にて前方レーダの軸調整を実施します。当社では、校正前に現在のズレ量を必ず可視化するプロセスを行っています。
- 調整前(現状のズレ量): 水平方向
0.3°/ 垂直方向1.0°
バンパー脱着に伴う僅かなズレを確認した上で、軸調整キャリブレーションを実行します。
- 調整後(キャリブレーション完了): 水平方向
0.0°/ 垂直方向0.0°
調整前後の数値比較によって、安全装備が完璧な状態へセッティングされたことをコンマ位の精度で確認できます。
4. 超音波センサ初期化&全システムDTCチェック
続いて、測定データに基づき診断機から超音波センサの初期化コマンドを実行。
作業の締めくくりとして全システムの自己診断を実施し、エンジン、ESP®、ソナー、前方カメラ、前方レーダをはじめとする全項目で「DTC:0件(異常なし)」を確認し、無事に作業完了となりました。
まとめ
先進安全装置の進化に伴い、最新システムに対応した診断機と、電波の乱反射を防ぐ特殊な作業環境の重要性が高まっています。
- 「最新型モデルの入庫で汎用診断機が対応していなかった」
- 「自社に電波環境や正確なミリ波レーダ校正スペースがない」
このようなお困りごとがございましたら、ぜひオートバックステクニカルセンター大阪までお気軽にご相談ください。最新の純正環境と最高レベルのエーミング設備で、整備事業者様の確実な納車をサポートいたします!
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