











皆様こんにちは。オートバックステクニカルセンター大阪(ABTC)です。
今回は、事業者様よりご依頼いただいた スバル フォレスター(SJ5型) のアイサイト(ステレオカメラ)エーミング作業の事例をご紹介いたします。
【作業概要】
- 車種: スバル フォレスター
- 型式: SJ5
- 作業種別: 特定整備/アイサイト ステレオカメラ調整・検査(全調整モード)
- 入庫経緯: リア回り事故修繕(軽衝突)に伴うエーミング作業
なぜ「リアの修理」でフロントのアイサイト調整が必要なのか?
今回ご依頼いただいたお車は、リア(後方)回りの軽微な追突・事故修理によるご入庫でした。
一見すると「前方にあるアイサイトのカメラ関係ないのでは?」と思われがちですが、スバルの整備要領書には「直接的なダメージがない場合でも、衝突時の振動によってステレオカメラの軸ずれを起こす可能性がある」旨が明記されています。
そのため、リア回りの修理であっても安全機能を正しく動作させるためには、アイサイトのカメラ調整・検査(エーミング)が必須作業となります。
作業手順とポイント
1. エーミング環境の構築とターゲットセッティング
専用の作業ピットにて、水平・スペースを確保したうえで専用ターゲット(チャート)および測定機器をセットアップします。
- 車両中心線やカメラからの距離を正確に測定・位置決め
- 車種や車高に応じたターゲット(チャート)高さの設定・位置調整
- 基準となる高さをミリ単位で慎重に確認
2. 診断機による「カメラ全調整モード」の実行
セッティング完了後、スキャンツール(診断機)を車両へ接続し、診断メニューを進めます。
- 車両情報の設定: アプライドモデル等から車種・型式(SJ系)を正確に選択。
- 作業モードの選択: アイサイト項目より「カメラ全調整モード(交換/脱着)」を選択。
- キャリブレーション実施: 診断機の指示に従い、ターゲットの認識およびカメラの初期化・調整・検査をシームレスに実施します。
3. 調整完了確認と走行エーミング・最終診断
画面上でカメラ調整および検査が正常に完了したことを確認した後、必要に応じて走行エーミングおよびエラーコード(DTC)の読み出しを実施。エラーがなく、システムが正常に作動することを確認して納車となります。
まとめ
「軽微な追突事故だったから」「後ろの修理だから前方のカメラは関係ない」と判断してエーミングを行わずに納車してしまうと、万が一の際に先進安全装備(アイサイト)が正常に機能しないおそれがあります。
メーカー整備要領書に基づいた正確な判断と施工を行うことが、ドライバー様の安全を守るうえで極めて重要です。
オートバックステクニカルセンター大阪では、各種整備要領書に則った確実なエーミング環境と専用機器を取り揃え、鈑金整備事業者様の「困った」「自社で対応しきれない」をバックアップしております。
リア事故後のカメラ校正や特定整備のご相談など、ぜひお気軽にABTCまでお問い合わせください!
