レクサスNX450h+ フロントまわり鈑金修理後の各エーミング作業

2026年6月11日

レクサス NX450h+(AAZH26)令和4年1月登録

■ ご依頼内容

A社様での鈑金修理後のエーミング作業をご依頼いただきました。

■ 修理内容
  • フロントバンパー交換
  • 左ヘッドライト交換
  • 左フロントフェンダー鈑金

一見すると「フロント周りの外装修理」ですが、この内容、ADAS的にはかなり重要なポイントが含まれています。

■ 今回実施したエーミング作業
  • Frパーキングサポートブレーキシステム 登録設定
  • ミリメータウェーブレーダセンサASSY ターゲット調整(三角ターゲット)
  • 前側方レーダセンサ(左)調整
  • パノラミックビューモニターシステム 登録設定(全カメラ)
POINT①

フロント修理=前側方レーダも対象
今回は左ヘッドライト脱着があります。
この車両、ヘッドライト脱着手順の中に前側方レーダの脱着工程が含まれています。
つまり、

×「フロントだから前方ミリ波だけ」ではなく
前側方レーダも確実にエーミング対象

ここ、意外と見落とされがちです。

POINT②

前方ミリ波は「ズレ量確認 → 校正 → 再ズレ量確認」

弊社では前方ミリ波レーダは、

  1. まず現在のズレ量を確認
  2. 校正実施
  3. もう一度ズレ量を再確認

という流れで進めています。
単に「完了表示が出たら終わり」ではなく、実数値で収束しているかを必ずチェックします。

POINT③

パノラミックビュー Ver.K13 → 全カメラ調整
今回のNXはパノラミックビューのソフトVerが K13。

この仕様では

×個別カメラ調整不可
4カメラすべてのターゲット設置が必須

そのため、

  • フロント
  • リア
  • 左右

4枚すべてのターゲットを設置しての作業となりました。
写真の通り、車両周囲をしっかり養生・区画し、360°ビューの再学習を実施しています。

調整前
調整後

最後にフロントバンパー交換だけでも、

●ソナー

●前方ミリ波

●前側方レーダ

●パノラミックビュー

ここまで波及します。

さらに今回はヘッドライト脱着が絡むため、前側方レーダが確定で対象。
外装作業=エーミング1点、ではなく“どの部品を外したか”が本当の判断基準です。

鈑金修理後のADAS対応、「どこまでやるか」ではなく「どこまで影響しているか」ここを正しく拾えるかどうかで、作業品質は大きく変わります。