安全に走行する、ただそれだけのために
オートバックス次世代自動車研究所が取り組む、ASV(先進安全自動車)の足回り修理と4輪アライメント調整。これらは単なる「まっすぐ走るための整備」を超えた、自動ブレーキやレーンキープ機能を正しく作動させるための極めて重要な工程として位置づけられています。
その「重要性」と「こだわり」について、技術的な視点から解説します。
01 「ASV」における4輪アライメントの重要性
「1ミリ」のずれも許さない。弊社が定める4輪アライメントの安全基準。
現代の車(ASV)は、カメラやレーダーで周囲を認識しています。これらのセンサーは「車体が路面に対してどう向いているか」を前提に計算を行っているため、足回りのわずかなズレが安全装置の誤作動に直結します。足回りの部品を交換・修理した際、タイヤの向き(アライメント)が数ミリずれるだけで、車の進行方向とカメラの光軸に乖離が生じます。これにより、障害物がないのに自動ブレーキが作動したり、白線を正しく認識できなくなったりするリスクが生じます。

車両を正しく正確に導くために
「エーミング」の前提条件:として自動ブレーキ等の校正作業(エーミング)を行うには、「車両が正しい姿勢で接地し、正確に直進できる状態」であることが絶対条件です。アライメントが狂ったままエーミングを行っても、走行中に補正が入り、結局システムがエラーを起こしてしまいます。

02 ABNLの4輪アライメントへの「こだわり」
① 高精度な4輪アライメントテスターの活用
単にタイヤの角度を合わせるだけでなく、「スラスト角(車両の進行線)」を極限までゼロに近づけることで、ADAS(先進運転支援システム)の演算負荷を減らし、本来の性能を引き出します。
② 修理・調整・校正のワンストップ体制
板金・塗装や足回り修理を行った後、そのまま同じ現場で高度なスキャンツールを用いた「特定整備(電子制御装置整備)」を実施します。
③ 実証データに基づいた知見
「次世代自動車研究所」では、新型車のセンサー特性や、足回りの構造変更がシステムに与える影響を日々検証しています。その膨大なデータに基づき、メーカー基準値に合わせるだけでなく、「その個体が最も安全に機能するポイント」を見極めて調整を行っています。

ASVにおける足回り修理後の最終仕上げは、かつての「ハンドルが真っ直ぐならOK」という次元ではありません。「メカニカルな直進性」と「電子的な認識」を一致させる作業こそが、弊社が最もこだわっているポイントです。これにより、ユーザーは修理後も安心して最新の安全機能を享受できるのです。

4輪アライメント 主な対応メーカー
| メーカー |
|---|
| トヨタ |
| 日産 |
| ホンダ |
| スバル |
| ダイハツ |
| 三菱 |
| マツダ |
| スズキ |

