レクサス NX450h+(AAZH26)令和4年1月登録
■ ご依頼内容
A社様での鈑金修理後のエーミング作業をご依頼いただきました。

■ 修理内容
- フロントバンパー交換
- 左ヘッドライト交換
- 左フロントフェンダー鈑金
一見すると「フロント周りの外装修理」ですが、この内容、ADAS的にはかなり重要なポイントが含まれています。
■ 今回実施したエーミング作業
- Frパーキングサポートブレーキシステム 登録設定
- ミリメータウェーブレーダセンサASSY ターゲット調整(三角ターゲット)
- 前側方レーダセンサ(左)調整
- パノラミックビューモニターシステム 登録設定(全カメラ)
POINT①
フロント修理=前側方レーダも対象
今回は左ヘッドライト脱着があります。
この車両、ヘッドライト脱着手順の中に前側方レーダの脱着工程が含まれています。
つまり、
×「フロントだから前方ミリ波だけ」ではなく
○前側方レーダも確実にエーミング対象
ここ、意外と見落とされがちです。
POINT②
前方ミリ波は「ズレ量確認 → 校正 → 再ズレ量確認」
弊社では前方ミリ波レーダは、
- まず現在のズレ量を確認
- 校正実施
- もう一度ズレ量を再確認


という流れで進めています。
単に「完了表示が出たら終わり」ではなく、実数値で収束しているかを必ずチェックします。
POINT③
パノラミックビュー Ver.K13 → 全カメラ調整
今回のNXはパノラミックビューのソフトVerが K13。


この仕様では
×個別カメラ調整不可
○4カメラすべてのターゲット設置が必須
そのため、
- フロント
- リア
- 左右
4枚すべてのターゲットを設置しての作業となりました。
写真の通り、車両周囲をしっかり養生・区画し、360°ビューの再学習を実施しています。





最後にフロントバンパー交換だけでも、
●ソナー





●前方ミリ波



●前側方レーダ





●パノラミックビュー



ここまで波及します。
さらに今回はヘッドライト脱着が絡むため、前側方レーダが確定で対象。
外装作業=エーミング1点、ではなく“どの部品を外したか”が本当の判断基準です。
鈑金修理後のADAS対応、「どこまでやるか」ではなく「どこまで影響しているか」ここを正しく拾えるかどうかで、作業品質は大きく変わります。
