トヨタ カローラフィールダー (NKE165G)フロントガラス交換・エーミング

トヨタ カローラフィールダー NKE165G(平成31年3月登録)

今回は自社でのフロントガラス交換後、プリクラッシュセーフティ(単眼カメラ)の前方センサ調整を実施しました。

■ 使用機材

🖥 診断機

トヨタ純正 GTS+(正規オンライン)

🎯 エーミング機材

・BOSCH SCT415

・BOSCH 3Dレーザー(赤&緑)

・スタッフ

・SCT415専用 トヨタ一括認識用カメラターゲット

🔋 安定化電源

BOSCH BAT6120

■ 今回の核心

この車両は👉 カメラ高さ入力が必要なタイプです。

GTS+上ではカメラ高さ入力を求められます。

しかし整備要領書には具体的な計算式の明記はありません。

純正診断機では、他の値は「修理書記載値を入力」と指示されるのに対し、

カメラ高さだけは👉「修理書に従って計算した値を入力」と指示。

汎用診断機にはこの注意表示すらありません。

■ 修理書値 vs 実測値

修理書値:1,314 mm

実測値:1,292 mm

差は22mm。

この差を無視して修理書値を入力すれば、基準光軸は当然ズレます。

■ さらに重要なセットアップ方法

BOSCHの基本思想は、

・フロントエンブレム中心

・カメラ中心

・リヤエンブレム中心

など、外装中心にレーザーを合わせて車両中心を出す方式です。

しかし今回の車両は👉 カメラが1mmオフセット

この場合、エンブレム中心基準ではカメラ垂直中心と一致しません。

■ 本来の対応方法

このようなケースでは、A点・B点を使用し土間に車両中心POINTをマーキングする手法でしか正確なセットアップはできません。

つまり、「車両中心を床に落とす」運用が必須。

■ 弊社の対応

弊社ではさらに一歩進めています。

SCT415の土台にBOSCH 3Dレーザーを設置できるよう加工。

これにより、

✔ 床面マーキングPOINTの考え方

✔ 3Dレーザーによる中心可視化

を組み合わせた

ハイブリッド中心出しが可能になります。

土間POINTと同じ思想を立体的に再現できるため、

進化する多様なセットアップ条件にも対応可能。

■ なぜここまでやるのか

単眼カメラ調整は、

✔ 車両中心

✔ カメラ中心

✔ 高さ

✔ ターゲット中心

この4点が一致して初めて成立します。

機材を置くだけでは精度は出ません。

機材の思想を理解し、不足を補い、進化させる。

そこまでやって初めて“精度管理”です。

フロントガラス交換後のエーミングは、「やった」ではなく“どう基準を出したか”がすべて。

自社完結・純正診断・実測入力・中心可視化。

精度で勝負しています。

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