VW アルテオン (3HDJHF)エラー表示診断・原因追及・消去 BtoB作業

VW アルテオン 3HDJHF(令和2年4月登録)

他社様でのフロント周り修理後、「Front Assist 使用不可」の表示が出ているとのことでBtoBにてご依頼。

■ 実施内容

🔍 VW純正診断機 ODIS(本国オンライン正規品) にて全自己診断を実施。

ここで重要なのは、

✔ 修理作業に伴う一時的DTC

✔ 現在発生中のDTC

を明確に区別すること。

イベントメモリーを精査すると、ACC角度エラーを確認。

■ キャリブレーション開始

機材:

・BOSCH DAS3000

・デジタル角度計

まずACCキャリブレーションを実施。

👉 垂直値 6.4° → NG

これは明らかに異常。

■ 原因追及

フロントエンブレムを取り外し、内部のミリ波レーダユニットを確認。

測定すると、

👉 ユニット取付角度 6.1°

再度取り付け確認・再測定。

👉 ユニット角度 1.4°

取付状態が二段階でズレているような構造。

構造を理解していないと見逃してしまうポイントです。

■ 再キャリブレーション

再度ACCキャリブレーション実施。

👉 垂直値 1.6° → 正常完了

無事復帰。

■ 根本原因

原因は、ミリ波ユニットの取付不良レーダは精密部品。

ほんの数度のズレでも即エラー判定します。

しかし、構造を理解していないと二段階でズレていることに気付けません。

作業者が

✔ ユニット取付角度を直接確認する

これだけで防げるケース。

問題は、その情報を持っているかどうか。

■ もう一つの難所

今回の車両は車高が低く、DAS3000のタイヤ装着アタッチメントが正規使用方法では装着不可。

そこで、BOSCH JAPANよりアドバイスいただいた“裏技”セットアップで対応。

■ まとめ

✔ エラー消去だけでは終わらない

✔ イベントメモリーを読む

✔ 物理角度を測る

✔ 構造を理解する

ADAS整備は、「診断機操作」ではなく構造理解+物理確認がすべてです。

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