• 車両:AUDI A6(令和2年式)
• 実施作業
• 自社によるフロントガラス交換

• フロントカメラ キャリブレーション

• アライメント測定&調整

• 全方位カメラ キャリブレーション

• 診断機
• AUDI 純正診断機 ODIS(正規ライセンス/オンライン)

• 使用機材
• BOSCH DAS3000

• VWグループ専用 全方位ラインマーカーシート

• 3Dレーザー
• スタッフ(測量用スケール)
■ 作業の経緯①
「完了」と表示されるのに、何かがおかしい
ガラス交換後、まずはセキュリティの観点から
**BOSCH KTS560(SDA対応)**を使用し、
• フロントカメラ キャリブレーション
• 全方位カメラ キャリブレーション
を、診断機の作業メニューから実施。
診断機上は
「完了」表示

しかし、
• キャリブレーション完了時に車両からの完了音が出ない
• 全方位カメラの画像ズレが一切変化しない

• さらに不思議なことに、
全方位用ラインマーカーを設置していない状態でも「完了」表示
この時点で、
**「これはおかしい」**と判断。
■ 作業の経緯②
AUTELでは一部OK、でも“全部”はできない
次に AUTEL 909 で車両へアクセス。
• フロントカメラのキャリブレーション → 実施可能
• 完了時、車両からの完了音も確認

• 全自己診断 → エラーゼロ
しかし、
• 全方位カメラのキャリブレーション項目が存在しない
• よって 作業不可
つまり、
一部は対応できるが、車両全体としては不完全。
⸻
■ 作業の経緯③
純正ODISで初めて“本当の状態”が見える
今回たまたまのタイミングですが、
• VWに続き
• AUDIの正規アカウントも本国認可
これにより、
**AUDI純正診断機 ODIS(ドイツ本国オンライン)**を
新規導入・起動。
ODISで確認したところ、
• DTCが2個存在

• ※汎用診断機では「DTCゼロ」と表示されていたもの
当たり前ですが、
• フロントカメラ キャリブレーション → 作業可能
• 全方位カメラ キャリブレーション → 作業可能
よって、
両方とも純正ODISで作業をやり直しさせていただきました。


■ 結果から見えた事実
• SGW搭載AUDI
• フロントカメラキャリブレーション
→ AUTELのみが正常対応
• BOSCH KTS560
• 対応している“ように”見える
• しかし 実際には車両データは書き換えられていない
診断機の「完了表示=成功」ではない、という現実。
■ 日本国内で可能なのは?
現在、
• VW & AUDI 両ブランドの純正診断機ODISを
• 正規ライセンスで保有しているのは
• ディーラを除けば弊社のみ
つまり今回の作業は、
ディーラを除けば国内で対応可能なのは弊社だけ
という状況になります。
■ まとめ:次世代車両と向き合うということ
• SGWは、汎用診断機にとって最大の鬼門
• 仮に突破できたとしても
それが正しいアクセスとは限らない
• 汎用診断機だけでは
「気づけない」「比較できない」「検証できない」
私たちは、
• 複数の汎用診断機
• OEM純正診断機をすべて正規ライセンス
• 日常的に比べて、比べて、比べ続けている
だからこそ見える世界があります。
逆に言えば、
比べられない環境では、違和感にすら気づけない。
その結果、
一番ご迷惑をおかけするのはお客様です。
これが
「次世代自動車」と向き合うということ。
そして、
工場選びが本当に重要な時代になっています。
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