レクサス NX200t(AGZ10)他社様でのフロント周り修理に伴う BtoBエーミング受託作業

レクサス NX200t(AGZ10)平成27年4月登録

他社様でのフロント周り修理後に伴う BtoBでのエーミング受託作業です。

🔧 作業内容

修理内容を踏まえ、下記3系統のエーミングを実施しました。

• レーンレコグニッションカメラセンサ 調整(順次認識)

• ミリメータウェーブレーダセンサASSY 調整

• パノラミックビューモニターシステム 登録設定

🖥 使用機材・診断機

診断機

・トヨタ純正診断機 GTS+(正規品)

レーンレコグニッションカメラ

・イヤサカ製ターゲットスタンドセット

・SBDオリジナルボード

・SBDオリジナル順次認識用カメラターゲット(一体タイプ)

・3Dレーザー

ミリ波レーダ

・BOSCH SCT815

・3Dレーザー

・デジタル距離計

パノラミックビュー

・トヨタ純正パノラミックビュー用マーカーセット

安定化電源

・BOSCH BAT6120

📌 POINT(現場での判断と工夫)

🔹 パノラミックビューの調整範囲変更

修理内容から当初は「2カメラのみ調整」の予定でしたが、

事前確認で後方カメラのズレを確認。

元請け様と協議のうえ、4カメラ全ての調整へ変更しています。

🔹 ミリ波レーダでBOSCH SCT815を使用した理由

今回の車両は、ミリ波エーミング時にオフセット設定が必要な仕様。

BOSCH SCT815は、センター合わせ後に左右オフセット対応が可能なため採用しています。

※ちなみに

SCT815標準の左右スライドバーでは対応しきれない移動量の車両も存在します。

そのため弊社では SBDオリジナルとして左右スライドバーのロングバージョン を作成済みです。

🔹 ターゲット設置距離5mの落とし穴

SCT815付属のデジタル距離計は、

三角リフレクタ前端から測定する構造のため、

リフレクタ高さ分(55mm)を補正しないと

整備要領書記載の「5,000mm」ではなく 5,055mm になってしまいます。

そのため、実測補正を行ったうえでターゲット設置を実施しています。

🔹 815の垂直レーザーがカメラに使えない理由

この車両のレコグニションカメラは、

車両センターから13mmオフセットしています。

そのためSCT815の垂直レーザーをそのまま使用すると、

カメラ中心を正確に捉えられません。

弊社では

・エンブレム中心

・カメラ中心

など複数点を基準に設置し、

さらに診断機の入力値を確認することで、カメラ位置のズレを把握しています。

🔹 順次認識でも“一体ターゲット”を使用

本来は順次認識ですが、

写真のように一括認識タイプのターゲット形状で設置しても、

カメラ側が個別に認識するため、

精度を落とさず作業時間を短縮できます。

🔹 カメラ高さは実測入力

この車両はカメラ高さ入力が必要なタイプ。

整備要領書の数値に頼らず、

実車のカメラ高さを計測し、診断機へ入力することで精度向上を図っています。

🔍 まとめ

エーミングは

「整備要領書通り」だけではなく、

車両仕様・機材特性・修理内容を理解したうえでの判断力が精度を左右します。

BtoBだからこそ、

なぜその作業が必要なのか

なぜその機材を使うのか

を明確にし、確実な結果を出すことを大切にしています。

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