【最新車両に起きている“静かな進化”と、見えにくいリスク】

~OTA更新とエーミング精度について、現場からの技術的考察~

最近の車は、パソコンやスマホと同じように OTA(Over The Air)=無線アップデート が当たり前になってきました。

今回の検証車両でも、写真のように「運転支援機能のソフトウェア更新が利用可能です」という通知が表示され、ユーザーが車に乗ったまま最新プログラムへ更新できる仕組みが搭載されています。

更新内容にはプリクラッシュセーフティの制御タイミング改善など、本来なら工場入庫が必要だった機能向上 が含まれています。

つまり、整備工場に入庫しなくても、診断機を接続しなくても、車のソフトがどんどん最新化されていく時代 になったということです。

■OTAやSDVの時代が進むと何が起きるのか?

SDV(Software Defined Vehicle=ソフトウェア定義型車両)が広がり、

車の価値は“買った瞬間”ではなく、更新を続けることで進化し続ける時代になりました。

しかし、この便利さの裏で現場ではこんな問題意識も生まれています。

■エーミング精度が不完全な車両 × OTA更新

これは“非常に危険な組み合わせ”です。

ADASの作動タイミングや制御ロジックは、アップデートによって細かく調整されます。

しかし、もし更新前の段階で ミリ波レーダーやカメラのエーミング精度がズレていた場合、

• 更新後の制御が正しく働かない

• 誤作動が増える

• 安全装備が本来の性能を発揮できない

といったリスクが大きくなります。

特にプリクラッシュセーフティのような“距離・角度の入力値”が直接判断材料となる機能は、数mm・0.1度のズレが性能低下に直結します。

アップデートによって制御が繊細になるほど、センサー取り付け環境の誤差は、より重大な影響を及ぼす ようになります。

■だからこそ「エーミング精度」を守ることが最重要に

整備要領書に書かれた基準値は、「この数値を守らないとADASは正しく動かせません」という“メーカーからの約束事”です。

OTAでソフトが進化し、ADASがさらに複雑化していくほど、整備工場に求められるのは「より高い精度でのエーミング」 です。

当店では、

• 床レベルの1mm単位測定

• 高精度ターゲットセッティング

• 車種ごとの純正手順遵守

• 更新後の動作確認(自己診断含む)

こうした工程を徹底し、

「ソフトウェアが進化しても、車両側センサーが追従できる状態」を確実に整えています。

■まとめ:

OTAは便利。でも「車が進化するなら、整備精度も進化させる必要がある」

アップデートで車が賢くなる時代。

しかしその賢さを正しく発揮させるのは 整備工場の技術と環境 です。

スマホのアップデートとは違い、車は “わずかな誤差が命に関わる” という大前提があります。

だからこそ私たちは、エーミング精度を徹底して守る整備 をこれからも提供していきます。

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